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香りがもたらす心理的・生理的効果

〜嗅覚と脳の仕組みから深掘りして考える〜

画像の説明

香りにはリラックス効果や集中力向上、さらには睡眠の質改善など、科学的に検証された多様な効果があります。 たとえば、ラベンダーの香りは不安感を軽減し、睡眠の質を向上させることが知られています(Goel et al., 2005)。また、ローズマリーの香りは記憶力や注意力の向上に寄与するという研究結果もあります(Moss et al., 2003)。

嗅覚と脳の構造的な関係
嗅覚は、鼻腔内の嗅上皮にある嗅細胞がにおい分子を感知することで始まります。この刺激は電気信号として、大脳辺縁系へ直接送られます。 大脳辺縁系には、記憶を司る海馬や、感情を司る扁桃体などが含まれており、香りが記憶や感情と結びつきやすいのはこのためです。 例えば、ある香りを嗅いだ瞬間に、子どもの頃の記憶や懐かしい場所が脳裏に蘇る経験は、多くの人にあることでしょう。この現象は「プルースト効果」とも呼ばれています。
香りがもたらす心理的・生理的効果
香りにはリラックス効果や集中力向上、さらには睡眠の質改善など、科学的に検証された多様な効果があります。 たとえば、ラベンダーの香りは不安感を軽減し、睡眠の質を向上させることが知られています(Goel et al., 2005)。また、ローズマリーの香りは記憶力や注意力の向上に寄与するという研究結果もあります(Moss et al., 2003)。
香りの活用と可能性
このように、香りは単なる嗜好品ではなく、心と身体の健康を支える重要なツールです。 オフィス空間や医療現場、教育環境においても、香りの活用は進んでおり、ウェルビーイングの一環として注目を集めています。

ー参考文献ー * Herz, R.S., & Engen, T. (1996). Odor memory: Review and analysis. Psychonomic Bulletin & Review, 3(3), 300–313. * Goel, N. et al. (2005). Cognitive performance and subjective sleep quality following repeated exposure to lavender. Chronobiology International, 22(5), 903–918. * Moss, M. et al. (2003). Aromas of rosemary and lavender essential oils differentially affect cognition and mood in healthy adults. International Journal of Neuroscience, 113(1), 15–38.

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サンクサンス株式会社では、香りの可能性を最大限に引き出す空間づくりをお手伝いしています。 香りの選定から精油の活用、ディフューザーの導入や健康経営の視点までトータルにご提案。 企業オフィスから店舗、医療・福祉施設まで、目的や利用者に合わせた最適な香り環境をご提供いたします。 アロマの導入を通じて、空間と人の関係をより良いものに。 香りの活用をしたい際は、ぜひサンクサンスにご相談ください。